この記事の著者・監修者
理事長:田熊 啓弘
福岡、佐賀で勤務医経験後、沖縄にて(医)秋桜会さくら歯科クリニック・インプラントセンターを開業。2012年6月うるま市にて、ファーストデンタルクリニック、摂食・嚥下口腔リハビリセンターを開設
略歴
- 長崎大学歯学部卒業
- 日本顎咬合学会認定医
- 国際インプラント学会(ICOI)専門医
- 国際インプラント学会(ICOI)指導医
- 日本口腔インプラント学会専修医
- 子どもの歯並び予防矯正認定医
- 健康のための永久歯列矯正認定医
- 日本口腔インプラント学会所属
予防の最先端を歩んでいる北欧(スカンジナビア)の予防システムを採用しています。
全ての治療のベースとなる重要な部分でもあります。治療に先駆けて行う場合もありま
す。
エビデンスの確立しているシステムによって生態に優しいプラーク(歯垢)除去、歯石除去を行なっているため、ほとんど痛みを感じることもなくストレスがありません。
治療後の健全な維持のためにもスカンジナビア式の歯周病予防は必須となります。
歯周病や予防メンテナンスにおいても、最も重要なのは正確な診査診断です。当院では発生学的・生物学的理論に基づく身体に優しいスカンジナビアペリオの理論に基づく正確な診査診断を行っています。
当クリニックでは、歯周病の原因である歯垢(細菌のかたまり)を、歯ブラシやスイス製の歯面清掃器を使って優しく取り除いていくクリーニングシステムを採用しています。
このシステムは従来の歯石除去を目的とするものではなく、歯周治療の最先進国スェーデンのイエテボリ大学歯周病科Jan・Wennstrom教授らが提唱するピエゾセラミック超音波スケーラーを導入しています。
これにより今までのようなあのガリガリという音を伴った痛みもなく、また術後の不快症状として多かった歯がしみるという知覚過敏を引き起こすこともほとんどありません。
それは歯周組織が治癒するために大切な歯の表面組織を傷つけることなく、歯周病の原因である悪玉菌のみを取り除くことができるものだからです。
なぜ歯周病・歯槽膿漏になるのでしょうか?
歯周病・歯槽膿漏も虫歯と同じ感染症です。歯周病は特殊な細菌により引き起こされています。その細菌を媒介するのがプラーク(歯垢)です。
ですから歯の周りにこのプラークが付いていないこと、あるいは歯石がついていないことが歯周病を起こさないためには重要です。プラークは歯ブラシで落とすことが出来ますが、歯石は石のように硬く、また歯や根にしっかりとこびりついている為、歯ブラシでは落とすことができません。そのため、歯石を取るためには特殊な器具が必要で、また、ナイーブなテクニックも必要です。
歯周病・歯槽膿漏を起こす原因は他にもあります。それは「歯にかかる過大の力」「ストレス」「たばこ」「糖尿病」などですが、それらが複合的に関与して歯周病の発症と進行をもたらしています。この中で最も歯周病にとって問題なのがプラーク(歯垢)とたばこです。歯石は歯周病を引き起こす原因と考えられがちですが、歯石それ自体は歯周病を引き起こすものではありません。
プラーク(歯垢)の格好の住みかとなるため、そのままにしておくと細菌が増殖してしまいます。そのために定期的に歯石は歯科クリニックで取らなくてはいけません。ただ、歯石の沈着は個人差があるため、頻繁に取らなくてもよい場合もあります。つまり歯周病の管理は自分自身で行うことが80%残りの20%が歯科クリニックにおいて行うこと。といってもいいと思います。
歯周病を引き起こす細菌は、空気が嫌いです。歯周ポケットと呼ばれる歯肉の下に隠れて増殖します。まずは、目に見える部分の「プラーク」はブラッシングで除去します。どれだけ目に見える部分のプラークを除去できたかで、歯周ポケット内の細菌の量にも影響します。歯周ポケットの中の歯石およびプラークはスケーリングやルートプレーニング、PMTCで除去し、歯の周りおよび歯周ポケット内をきれいにします。
福岡、佐賀で勤務医経験後、沖縄にて(医)秋桜会さくら歯科クリニック・インプラントセンターを開業。2012年6月うるま市にて、ファーストデンタルクリニック、摂食・嚥下口腔リハビリセンターを開設
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